『中途半端が一番苦しい』。多少手間がかかっても、振り切ると楽になることを補聴器から学んだ。

人間関係って面倒ですねー。
特に中途半端な立場が苦しいです。

例えば私は耳が聞こえないけれど、補聴器つければ中途半端に聞こえる難聴者。

小さいころから、親に『補聴器をつけなさい』と言われていたので補聴器をつけるクセがついてるけれど、あまり活用していないんです。

補聴器という一見便利なこの道具って、難聴者を苦しめる道具。
車に乗るときなど、音に反応しないといけない場合は助かるけれど、コミュニケーションには不向きな面がある。

たいていの聴覚障がい者は『音が聞きづらい+音を聞き分けるのが苦手』なんですよ。
『タバコ』と『たまご』を聞き分けられない人もいて、私がまさにそのタイプ。
補聴器をつけても、聞き分けにくさは変わらない。

周囲は『補聴器を付ければ聞こえる』というイメージで普通に話しかけてくる。

そりゃ、メガネは掛ければたいていは見えるようになるからそう思うのも無理ないなぁ。

そんなこと考えてたある日、補聴器が壊れたんですよ。

同僚には

『全く聞こえないので筆談かチャットでお願いしますー。』

とお願い。
これがすごーくラク。

聞き間違いによるコミュニケーションロスもなく、私自身も聞くことにエネルギーを使わないので集中力が続く。

書くコミュニケーションに手間はかかるし、情報量も減った。
その結果得られたものは2つ。

・筆談を通して確実に通じてるというお互いの安心感
・筆談が手間かかるのでお互いノイズになるような情報が入らない

筆談は面倒だから関わりたくないって思う人も確実にいるのだけれど、コミュニケーション力の乏しい人と関わらなくて済むんですよ。

中途半端に音が入ると齟齬もあって苦しいけれど、完全に聞こえない立場に振り切ると情報も人間関係もフィルタされる。

人間関係やコミュニケーションに悩んでいるなら振り切った立場を取るとすごーく楽になります。

あなたにとって、便利だけど捨てるとラクになりそうなものって何ですか?